残雪の上にさらに積雪 10―12日の雪 柏原7㌢、遠阪峠50㌢

 大雪警報が10日から12日にかけて発令され、丹波市内も雪に見舞われた。1月より少なく、柏原町母坪の市消防本部の最大積雪量は7㌢にとどまったが、豪雪地帯の青垣地域、中でも最も北に位置する国道427号遠阪峠は最大積雪量が74㌢(県土木の観測)に達した。1月の雪が24㌢残っており、新たに50㌢積もるなど、市内で大きな違いが出た。
 遠阪峠の積雪量は降る前が24㌢。10日が39㌢、11日が59㌢、12日が74㌢だった(いずれも午前9時)。同観測点に近い今出自治会では3日続け10―20㌢ほどの雪が積もった。今月91歳になる安達きぬゑさんは連日雪かき。かいた雪を一輪車に積んでは川に捨ててを繰り返した。「せなしゃあないけど、きれいに雪を開けても同じだけ積もる」と悔やんでいた。市道から家の玄関までアプローチが20㍍ほどある安達誠治さん宅は、新聞受けを母屋の軒先から市道に近いガレージに移動させた。「雪かきする前に配達に来られるので気の毒に思って」と言い、アプローチにたまった雪をかいていた。屋根には50㌢ほど雪が残っており、1月の雪を含む連日の雪が層になっている。
 同自治会最上流にあるそば処「今出せせらぎ園」は、開店以来最大の雪に埋もれながら営業している。1月の残雪の上に、大屋根からの落雪が積もり2・5㍍ほどに。うず高く積もった雪がひさしに迫る。雪が窓をふさぎ、店内から外の景色がほとんど見えない。
 豊富にある雪を、軽トラックの荷台に積んで帰る人もあったという。
 同そば処を運営する農事組合法人今出せせらぎ園代表の山中利樹さんは、「このあたりは丹波の北海道。雪遊びを企画すると雪が降らず、思わぬ時に降る」と頭をかき、「店までの道路と駐車場は除雪ができている。地元の私たちでもびっくりするぐらいたくさんの雪があるので、雪見物、雪遊びに来てもらえれば。土日はそば店も営業しているので温まって」と来店を呼びかけている。
 同じ遠阪でもやや南の中佐治は26㌢、西芦田は18㌢、大名草は21㌢と青垣でも差があった。

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(写真)落雪の残雪の上に新たな雪がうず高く積み上がった今出せせらぎ園=青垣町今出で
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(写真)連日雪かきに追われる90歳の安達さん

記事提供:丹波新聞