氷上町葛野に移転の「氷上つたの会」若き新入メンバーと新しい一歩を

地元丹波で20年以上愛されているおふくろの味「企業組合 氷上つたの会」。農家の女性が、伝統食や保存食を織り交ぜて食事や加工品を提供。丹波産の旬の食材を添加物不使用・手作りにこだわって製造加工した、安心安全のおもてなしが人気を博しています。

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地域内の3つの生活研究グループによって「氷上つたの会」が結成されたのが平成5年。現在の主要メンバーの平均年齢は70代というグループに、若手女性が新たに入会しました。今年8月から本格的に活動に加わり始めたという、春日町にお住いの伊藤紀子さんにお話を伺いました。

「私の住む大路地区に食品の加工施設があったらいいねって、仲間うちでなんとなく話していたことがきっかけで」

農地だけで一町あるという家に嫁いだ紀子さん。秋になると大量に実る栗をはじめとした丹波の恵みを、持て余してしまうのももったいないという想いから、加工できる場所があればと切実に願うようになりました。

時を同じくして、農家女性たちのグループ「氷上つたの会」が、丹波市の新病院建築に伴い移転することになるという話が地元紙で報道されました。加工所の様子も知りたいということで代表者と話をし、見学。充実した加工施設に紀子さんは感激、

「面白そう! と言いながら見ていたら、『入る?』って声をかけていただきまして」。

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直近に巻き寿司約1400本の注文が入っていたこともあり、酢飯をつくる作業を手伝うところからのスタート。2017年の8月からは週に2回、事務作業等のお手伝いで「パソコンを触れるということで重宝してもらってます」と、「つたの会」の活動に参加する時間を楽しんでいます。

 

「どの方も農業をしながら、週に1~2回、午前中だけ働いているくらいだよと言ってもらえて、それも自分の生活に取り入れられそうでいいなって思いました。」

普段はフリーの建築士として活躍しながら、「つたの会」にも顔を出す生活。新米会員の紀子さんは日々の作業の傍ら、移転作業にも関わります。

巻きずしやさば寿司の詰め合わせ。新しい作業場でも息がぴったり

巻きずしやさば寿司の詰め合わせ。新しい作業場でも息がぴったり

「10月の頭に、今ある石生の魚菜市場から、かどの保育園の跡地へと移転することになりました。加工場の面積も今の半分くらいになってしまいますし、石生から葛野へ移転することで、平均年齢70代のメンバーさんには通勤が難しくなってしまう人もいます。移転に伴い人も減ってしまいますし、取り扱える品目も縮小ということになります。」

 

「つたの会」の加工品の中で根強い人気を誇っていた杵つきのおもちや漬物などは、今取り扱っているもので販売終了・縮小予定。この秋が、これらの加工品を口にできる最後のチャンスになってしまいます。(柏餅や桜餅など、つかなくても良いおもちは継続予定)

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人や、取扱いできる品目が減少する中でも、「地元産のものを使うことを大切に、手作りで、安心安全の心のこもったおもてなし」を大事にし続けたい「つたの会」のメンバーさんたち。移転先の旧かどの保育園跡には、同じ建物内にデイサービスもあり、お弁当作りも変わらず続けます。

「朝は7時半くらいから巻きずしやさば寿司の加工、9時には四季菜館やJAとれたて野菜直売所に納品なので、皆さん朝早くから頑張ってます。それにプラス、巻きずしやお弁当の注文があるときには、メンバーさんに声をかけてたくさんの人たちで加工を行います」

 

農作業の傍らで、日々の加工や注文もこなすパワフルな「つたの会」さんは、秋の味覚フェアにもイベント出店。丹波地元の伝統の味で、地域のイベントを盛り上げてくださいます。前述したとおり、杵つき餅やお漬物の販売終了や取扱加工品の縮小のため、秋の味覚フェアはこれらの加工品が味わえる希少なチャンスでもあります。ぜひ、イベントでは「つたの会」さんのブースにもお立ち寄りくださいませ。

 

 

秋の味覚フェア2017

2017年10月29日(日)

9:30~15:00

丹波の森公苑<芝生広場>

 

企業組合 氷上つたの会

丹波市氷上町上新庄1-6 かどの元気村

0795-82-4839

漬物、梅干し、お弁当、ケチャップ等の販売、

各種イベント出店、常時加工品取扱い

 

ひかみ四季菜館 0795-82-8766 丹波市氷上町犬岡467-1

「つたの会」のお料理が食べれるお食事処があります。数は限定なのでお早めに。

サバ寿司、七色の太巻き寿司、茄子の芥子づけ、その他加工品が購入できます。