お日様の恵みたっぷり!安全安心・天日干しのお茶 徳寿園三代目 細見 德彦さんのお茶づくり

昭和20年創業、丹波の恵みを生かしたお茶づくりを続けてきた、春日町にあるお茶屋さん・「徳寿園」。3代目の細見德彦さんは30年近く前、「ここでしか味わえないものを」という想いから、昔ながらの天日干しのお茶づくりを始めました。

今年2月に改装完了し、新しいのれんを掲げた徳寿園外観

今年2月に改装完了し、新しいのれんを掲げた徳寿園外観

兵庫の土地ならではの特性や特長を持ち、かつ安心で安全な県産食品として兵庫県から認証された食品のである、「兵庫県認証食品」に、こちらのお茶も多数認定されています。

兵庫県認証食品として認証を受けたお茶の数々。ラベルやシールも手作りです

兵庫県認証食品として認証を受けたお茶の数々。ラベルやシールも手作りです

無農薬・化学肥料不使用で作られたお茶は、細見さんの「赤ちゃんからお年寄りまでがぶがぶ飲めるものを」という想いから始まりました。徳寿園の、「ここならでは」のお茶づくり。その第一歩が、人気商品の「天日干し赤ちゃん番茶」でした。

細見さんのお茶づくりの原点である、「赤ちゃん番茶」パッケージ

細見さんのお茶づくりの原点である、「赤ちゃん番茶」パッケージ

「袋の絵や字も自分で書いて、裏のメッセージは妻が直筆で書いてと、すべて自分たちの手で作りました。この『赤ちゃん番茶』から始まり、天日干しのお茶を販売してきましたが、天日干しにはとても手間がかかります。だからこそ誰もまねができない、ここでしか味わえないものができました」

春日町野瀬にある細見さんの茶畑

春日町野瀬にある細見さんの茶畑

細見さんのお茶栽培は、どのようにして行っているのでしょうか。
「春から秋はお茶づくり、冬はお茶会用の炭焼きをすることで営んでいます。炭焼きの時の煙を冷却された水溶液(自家製の木酢液)を土づくりのほか、殺菌や害虫の忌避に使うことで無農薬でのお茶づくりができています。木酢液をお茶の樹にやったり、土にやったりすると確かに、色が違ってきます」
先代からの知恵を大切に受け継ぎながら、細見さんはお茶づくりを続けてきました。また、「昔ながらのお茶づくり」ということにさらに回帰をするような形で、「大路柳」「垣根茶」等在来種のお茶づくりや天日干ししたままの生番茶、「太陽のお茶」等も加工販売しています。

左:焙じる前の番茶「太陽のお茶」 右:熟成番茶を仕上げた「赤ちゃん番茶」

左:焙じる前の番茶「太陽のお茶」 右:熟成番茶を仕上げた「赤ちゃん番茶」

天日干ししたままの「太陽のお茶」は昔の農家の人が家で手作りをして飲んでいたそのままのお茶の味で、茶葉の青い香りがダイレクトに味わえます。
「阪神間に住む高齢の方で『懐かしい』と求められる方もいらっしゃいますし、若い方には却ってこちらの方が新鮮に感じられる方もいるようです」
口当たりの優しい、誰にでも味わいやすい「赤ちゃん番茶」と、お茶の滋味をしみるように味わえる「太陽のお茶」は、それぞれの好みに合わせて楽しまれています。

昔ながらのお茶を追求された、太陽のお茶

昔ながらのお茶を追求された、太陽のお茶

山裾にある細見さんの茶園

山裾にある細見さんの茶園

細見さんの茶園は先先代から受け継がれたもので、春日町野瀬の各所にみられます。茶園は山裾にあるものや、「橋爪」と呼ばれる茶園等があり、茶葉の取れる場所によって「山裾茶」「橋爪」とお茶の名前も付けられました。採れる場所によって味わいや特徴が違い、またその特徴を引き出す形でそれぞれに違った加工がおこなわれています。お茶と一口に言っても、様々な特徴があり、シチュエーションや好みに応じて選ばれ、楽しまれています。

日当たりと風通しの良い細見さんの茶園

日当たりと風通しの良い細見さんの茶園

「天日干しでお茶を作ることは手間も時間もかかりますが、その分熟成された風合いができて、『面白いお茶だ』と言ってもらえることもあります。安心安全であることはもはや当たり前で、さらに美味しいと思ってもらえるようにということも大切にしています。今後もここで、昔ながらのお茶がずっと作っていけたら…と思っています」
そう意気込みを語る細見さん。沢山の手間ひまと、研究を重ねてきた工夫が、安心安全であるだけでなく味わい深く美味しい、そんなお茶づくりにつながっています。

お話いただきました細見德彦さん

お話いただきました細見德彦さん

徳寿園

住所:丹波市春日町中山1273

電話:0795-75-0302

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丹の里・丹波市秋の味覚フェア  「兵庫県認証食品PRブース」 にて商品の展示と試飲を行います。

日時:10月25日 10:00~15:00
場所:丹波の森公苑