新鮮で安心!丹波の生乳生産の現場を訪ねて

丹波・但馬の恵みが生み出した生乳を牛乳・乳製品にして提供する丹波乳業株式会社。

地元の乳を取り扱っているため、搾った1~2日後にはパック詰め、2~3日後には流通に乗るという

迅速な商品化が可能になり、新鮮な飲み口で地元丹波の人から「牛乳は絶対にここ」と親しまれています。

 

今回は、生乳が育まれる現場、丹波市青垣町の「拓ちゃん牧場」にお邪魔しました。

丹波乳業株式会社代表取締役 吉田拓洋さん自ら手掛ける牧場です。

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吉田さんは、平成21年に新規就農、牛舎を引き継ぐ形で酪農を始めました。

酪農を始めた一番のきっかけは、子どもたちが牛舎の前を通って学校に通っていく光景。

生産の現場を肌で感じながら、給食にはその牧場の牛たちから搾られた牛乳を飲むという、

食がつながる光景を絶やしてはいけないと強く感じたのだと吉田さんは言います。

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光や風がたっぷり入る、開放的で広い牛舎で、乳牛たちはストレスの少ない状態で育ちます。

ストレスを感じることなく育った乳牛の乳は質が高くなり、含まれる細菌の数も少なくなります。

 

一般的に牛乳は120~130度で2~3秒殺菌する高温殺菌という方法がとられています。

高温で殺菌すると、どうしてもタンパク質の変性を防ぐことができないのですが、

62度~65度(丹波乳業株式会社の場合は65℃)で30分間加熱殺菌する

低温殺菌という方法をとると、生乳そのままの味わいを残したまま

牛乳として流通させることができます。

どんな生乳でも低温殺菌で十分な殺菌ができるわけではなく、もともとの生乳に含まれている菌数が

少ないものだけが低温殺菌で流通にのることができます。

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また、一般的に流通している牛乳は、乳脂肪中の脂肪球を細かく砕き、 安定した状態にした

「ホモジナイズ(均質化)」されているものが多く、

ホモジナイズされていない「ノンホモ」の牛乳は、より搾りたての生乳に近い、自然に近い状態です。

丹波市内では低温殺菌牛乳かつノンホモとして取り扱われているのは3軒の酪農家さんだけ。

「拓ちゃん牧場」はそのうちの一つです。

 

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牛たちがつけている首輪には万歩計が内蔵されていて、

運動量に応じて自動的に給餌が行われています。

一頭ずつ自ら給餌スペースに入る乳牛たち

一頭ずつ自ら給餌スペースに入る乳牛たち

 

牛はとても賢い動物で、繰り返すうちに「たくさん運動したらたくさん食べられる」と学習し、

適切な運動量を自分で確保するようになります。

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塩分もほしい時に自分たちで調整して補給。

出来る範囲で機械も取り入れながら、牛を常にベストな状態に保つための工夫がいたるところにされています。

 

拓ちゃん牧場で生まれた仔牛たちは、

月齢6~7か月ほどで、より広大な場所で育てるため北海道に行き、

分娩前に丹波に帰ってきます。

生後1か月ほどの仔牛と吉田さん

生後1か月ほどの仔牛と吉田さん

 

分娩後、仔牛の免疫力を高めるための初乳は母牛から仔牛に与えられ、

産後1週間ほどからは流通用の生乳として扱われ始めます。

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生乳が作られると、牛たちは自ら搾乳スペースへ。

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乳を清潔なまま出荷できるよう、搾乳の機械も厳しいチェックを潜り抜けたものを使用。

搾られた生乳は、丹波乳業株式会社の工場へと送られます。

<工場について 以前の取材記事>

より安心なものを、より高品質の状態で届けようという、

吉田さんのきめ細やかな思いが伝わる牧場の光景。

丹波地域は他地域に比べて酪農家の減少は少ないのですが、

生産された生乳が余ってしまっている状態だということです。

品質にこだわって育てられている丹波の恵みが、より多くの人に届けられることが、

吉田さんをはじめとする丹波乳業株式会社の方々の願いです。

丹波乳業株式会社の製品のお取扱いは、

丹波市内各地のスーパーマーケットや道の駅他、京阪神、奈良や三重にも取扱店があります。

お取扱い等についてはこちらのMAPをご覧いただくか、

丹波乳業株式会社にお問い合わせください。

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丹波乳業株式会社

兵庫県丹波市氷上町石生桧ノ前162 
TEL 0795-82-6324 
FAX 0795-82-8014