丹波市豪雨災害 休耕田で木くず堆肥化 市島町 今中で 土壌改良し作物栽培

休耕田に投入された木くず=市島町上竹田で

休耕田に投入された木くず

 

無農薬・無化学肥料による野菜作りで復興を支援しようと、日本情報化農業研究所(京都市)がこのほど、市島町上竹田(今中自治会)の休耕田に樹木などの剪定くずを初めて投入した。分解・発酵させて堆肥化し、作物の量産化を図る。
「復興まちづくり協働事業」の一環。一昨年の市豪雨災害で発生した流木を含む木材を丹波林産振興センター(柏原町下小倉)で木くずにし、同自治会の休耕田(計1・5㌶)に投入。発酵後に鋤き込んで土壌改良を図り、葉物野菜や根菜類などの栽培に取り組む。
同社は、同様の手法で京都府や奈良県などで実績がある。今回、同自治会と連携、雇用を図り、ともに栽培作業に取り組む予定にしている。
このほど6㌧ほどの木くずを約20㌃の休耕田に入れた。今秋に栽培に取り掛かり、冬の出荷をめざす。
同社役員の竹林陽一さんは、「休耕田の活用や、農業の担い手不足の解消にも役立ちたい。収穫した野菜をブランド化し、都市部の百貨店などで販売したい」と話し、同自治会の藤田家治会長は「地域の環境を守りたい。その上で、土地の管理ができて作物栽培につなげられることに期待している」と話していた。