ぬか発酵し酵素風呂 60度で血流、発汗促進 山南町の 竹岡さん 自然栽培の肥料にも

糠をかくはんする竹岡さん。米糠の発酵熱で蒸気がのぼり、約60度まで温度が上がる

糠をかくはんする竹岡さん。米糠の発酵熱で蒸気がのぼり、約60度まで温度が上がる

砂風呂のように寝転んで利用する酵素風呂=山南町谷川で

砂風呂のように寝転んで利用する酵素風呂=山南町谷川で

 「竹岡農園」(山南町谷川2787―1)で自然栽培を実践している竹岡正行代表(31)が、野菜などの栽培に使う糠の発酵時の熱を利用した酵素風呂「里山酵素浴 糠天国」をつくり、本格オープンした。ガスや電気を一切使わない、自然エネルギーのみを使った設備。酵素風呂で利用した発酵肥料はさらに発酵させて自然栽培に使い、循環型農業を実践している。
 木造の小屋には、発酵した糠が敷き詰められている浴槽(約3㍍四方、深さ約1・7㍍)、シャワー室、洗面台が付いた脱衣所が設けられている。糠を毎日かき混ぜることで発酵を促進し、60度前後に温度をキープする。その発酵糠に砂風呂のように顔を出して体を埋めて利用する。
 竹岡さんによると、温熱効果で体を芯から温め、血流や発汗などを促進、自然治癒力が高められ、酵素により美容効果もあるという。
 竹岡代表の妻、郁子さん(33)が大阪から嫁いできて体の冷えで冬は外出できないほどになったのがきっかけ。同酵素風呂の特許を持つ三木市の「ぬか天国」に通ったところ、極度の冷え性が治り、平熱が1・2度上昇。効果を実感した竹岡代表が、ぬか天国の指導を受けて酵素風呂をつくった。今年2月、県公衆浴場法の許可を得てオープン。好評を呼んだことからPR活動に本腰を入れ始めた。
 酵素風呂の入浴方法は、▽シャワーキャップをかぶり、下着(水着)で入浴▽入浴後、体から手で糠を落とす▽シャワーで糠を落とす▽水分補給する―。1時間半の貸切風呂。1日3組まで。同性2人まで同時に入浴可能。混浴は不可。1回3000円(お得な回数券あり)。金曜定休。予約制。予約は前日までに080・8537・0541。
 竹岡代表は農業を始めて7年目。さまざまな有機肥料を試し、米糠発酵肥料の手軽さと効果を実感したという。特に家庭菜園での普及を進めながら、どんな土壌でも効果があるか、各地で研究を進めている。

 

記事提供:丹波新聞