「イベント民泊」を試行」 青垣町神楽 自治振興会 移住希望者に一晩の宿 ホタル時期に初実施

 県「戦略的移住モデル地区」の青垣町神楽自治振興会が今年度、イベント時に地区住民宅の空室に観光客を泊める「民泊モデル事業」を試行する。第一弾として、ゲンジボタルが舞うホタルの季節(6月中旬―7月上旬)に、名所の稲土川のほとりにある古民家で1日1組限定で受け入れる。実践することで周知をはかり、校区内で受け入れ可能な空室を開拓していく。
  「1か月1組」で1棟を丸ごと貸す体験古民家「かじかの郷」(同町菅原)は利用予約が詰まっており、新たな受け入れができない現状がある。移住増につながるよう、地域により深く愛着を持ってもらうためには宿泊希望者を受け入れる体制整備が必要と考え、市に申し込むことで臨時的に自宅提供者が旅館業法に基づく営業許可なく宿泊サービスを提供できる「イベント民泊」に取り組むことにした。
 子どもが独立して母屋の部屋が空いている、使っていない離れがある、といった、貸し出し可能な部屋を同振興会が募り、振興会を窓口に利用調整をする。協力者を増やすために、「民泊」の流れなどを記載した住民向けの「手引」を作成した。
 ゲンジボタルイベント客の宿所に自宅を提供するのは、同町菅原にIターンした島元恵子さん。家は「かじかの郷」の向かいにある。利用料は自治振興会で検討中で、今回は大人1泊1500円、こども500円、幼児無料とした。食事は基本自炊(いろり使用、屋外バーベキュー可能)とし、金、土、日のみ受け入れる。
 自治振興会は、今後、夏まつりのほか、いなかめぐり、ヒメボタル観賞会などのイベント時に「民泊」を行いたい意向。足立徳行振興会長は「阪神間からのイベント参加者が、イベント開催日の夜に泊まる所があればゆっくりできるし、より参加しやすくなる。まずお試しで1軒やってみて知ってもらい、空室提供で事業に協力する住民を掘り起していきたい」と話している。問い合わせは同振興会(0795・87・5808)。

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(写真)神楽自治振興会が取り組む「イベント民泊」に協力し空室を提供する島元さん宅=青垣町菅原で

記事提供:丹波新聞