果樹作りの楽しさ伝える!石戸観光農園「果樹の剪定教室」

去る12月8日、柏原町石戸にある石戸観光農園にて、学校厚生会の退職会員さんたちを対象にした、果樹の剪定教室が開かれました。

 この日の参加者は、丹波市、篠山市、三田市の、退職された学校の先生方27名。この果樹の剪定教室は、年5回程度開かれる講座のうちの一つで、特に関心が高く、毎年人気を博しています。例年は春日町で開かれていましたが、今回は初めて柏原町で開催。丹波農業改良普及センター担い手育成支援専門員の秋山隆さんが講師を務め、この石戸観光農園の園主である河村修治さんも実際に剪定をするときのポイント等をご紹介されました。

講師の秋山隆さん(右)と、園主の河村修治さん

講師の秋山隆さん(右)と、園主の河村修治さん

 この日は栗の他、梅、柿、ぶどうの剪定について学びました。

「果樹を上手に育てるには、まず結果習性を理解すること」と語る秋山さん。結果習性とは、「実をつけるにあたっての樹ごとの習性」の意で、これにより剪定の大まかな手法が変わってくるとのこと。

どの枝にも実が成るので、剪定するときに「もったいない」と感じる人も多いようですが、「思い切って剪定することで陰芽(見えないところにある木の芽のこと)が刺激され、次の年見違えるように実が採れるのを感じてもらえると思います」。

栗園はおよそ1haの広さ、 一反400kgという収穫量は、世界でもトップクラス

栗園はおよそ1haの広さ、 一反400kgという収穫量は、世界でもトップクラス

果樹作りにおいてもっとも重要な工程が剪定だと言われています。葉っぱ全体に日光に当ててやることで効率よく光合成が起き、大きな果実ができるので、良質な果樹を得るために欠かすことの出来ない仕事です。

 

特に栗の樹は成長の勢いがあり、放っておくと大きな樹になってしまいがち。日光のあたる効率が悪くなるほか、脚立を使って樹の手入れを行わなければならなくなるなど、手入れ自体も大変になってしまいます。大きな実をつけるためにも、安全に作業するためにも、樹高は3.5m以下におさめることが望ましいとされています。

 

その他、手の大きさに合った道具を使用することや、剪定するときには「切る枝」ではなく「残す枝」を決めるのがコツであること、夏場は草を刈らず、あえて生やしておくことなど、剪定だけでなく栽培における数々のコツを、実践を交えて伝えられ、参加者の方は日頃の果樹栽培における悩みなど、熱心に質問されていました。

熱心に話を聞く参加者の方々

熱心に話を聞く参加者の方々

花を愛で、実りを喜ぶ果樹栽培は楽しみが多い、その楽しさをぜひ知ってほしい。そう語る講師の秋山さん、河村さんからコツを学び、参加者の方からは「剪定の時期が始まる前に、コツが学べてよかった。今までの栽培の反省点も見えた」と喜びの声が聞かれました。