サンショウ収穫始まる 青垣の 芦田さん 銀座のチョコ店に納入

 丹波地域で広く栽培されているアサクラサンショウが収穫期を迎えている。10㌃で120本を栽培している芦田美智則さん(66)=青垣町西芦田=のほ場でも17日、収穫が始まった。収穫を手伝う近所の女性が、鮮やかな緑色をしたサンショウを房ごと収穫している。芦田さんのサンショウは、世界的パティシエ・ショコラティエの辻口博啓さんが営む東京銀座の高級チョコレート店「ルショコラ・ドゥ・アッシュ」の商品に使われており、新サンショウも同店に納入する。

 丹波黒ごま生産組合長の顔も持つ芦田さんは、元県職員。但馬で勤務している際に同サンショウと巡り合った。収穫がしやすいことや、比較的栽培の手間がかからないことから栽培に乗り出し6年目。成園になった今年は1本の木で5㌔の収穫をめざしている。

 昨年、辻口さんを直接たずね、丹波の食材を売り込んだ際、黒ゴマの他に持参したサンショウを試食した辻口さんが気に入り、採用された。2月のバレンタインデーに合わせ「SANSHO(山椒)」の名で商品化された。ミルクガナッシュにサンショウのさわやかな香りが広がり、1粒303円で銀座本店と、渋谷ヒカリエ店で現在も販売されている。

 芦田さんは「有名な人に使ってもらうことで、丹波のPRになる」と言い、「収穫時期が短く、作業が集中するのがサンショウの難点。赤くなってからどれくらいの期間引っ張っても売り物になるかを研究中。収穫期を長くできれば作業が楽になり、栽培が広がるのでは」と話している。JAに出荷するほか、小売りもする。芦田さん(0795・87・0966)。

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(写真)ご近所さんが摘んでくれたサンショウを手にする芦田さん=青垣町西芦田で

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(写真)芦田さんのサンショウを使ったチョコレート

記事提供:丹波新聞