米づくりから 日本酒楽しむ 田植えから仕込みまで

 酒米を栽培する農場の前で、イベントへの参加を呼びかける越前さん、花田さん、恒松さん、細見さん(左から)=市島町上竹田で


酒米を栽培する農場の前で、イベントへの参加を呼びかける越前さん、花田さん、恒松さん、細見さん(左から)=市島町上竹田で

うまい酒は米作りから―。市島町で5月4日から、酒米の田植えや除草、稲刈りを経て、山名酒造(同町上田、山名純吾社長)で仕込みをしてもらって新酒を味わう体験型イベントが始まる。農家、酒造場、酒好きがスクラムを組んで開く「日本酒好きによる、日本酒を楽しむためのプロジェクト」。主催者の一人で、イベント発案者の花田匡平さん(34)=春日町下三井庄=は、「普段飲んでいる日本酒が、どのような工程を経てできるのか、みんなで体感したい」と話している。
同酒造の酒米を手掛ける越前行男さん(65)=市島町上竹田=の農場(約8㌃)で取り組む。酒米「五百万石」を手植えして有機栽培し、酒になるまでの一連の工程を体験する。来年2月ごろを予定している「初呑み会」では、新酒が入ったボトルを持ち帰ることもでき、一般販売も検討している。オプション企画として、おちょこの絵付けなど酒にからめた各種イベントも催す。
主催は花田さんのほか、デザイン企画会社「ご近所」(春日町中山)の会社員で、女性をターゲットに市内の酒蔵を発信する企画「晩酌女子」を担当している恒松智子さん(38)=柏原町母坪。農家民宿「フラワーハウス」(春日町下三井庄)を経営している花田さんは、これまで丹波を満喫するイベントを企画し、好評を博していた。市内の酒蔵巡りイベントを開いた際に知り合った山名社長に、今回の酒造り企画を提案したところ、快諾を得た。
恒松さんは「イベントでの出会いをきっかけに、つながりの輪が広がっていくと楽しくなりそう」と言い、越前さんは「地域活性化の一つになれば」とにっこり。同酒造の細見浩二さん(46)は「地元で作った酒米を、地元の酒造場が仕込む。良い酒ができそう」と話している。
初回は5月4日午前9時45分に同酒造に集合し、田植えに取り組む。イベントの詳細や申し込みは、「ご近所」のフェイスブックページから。定員20人。参加費1万円。恒松さん(0795・78・9603)。

(写真)酒米を栽培する農場の前で、イベントへの参加を呼びかける越前さん、花田さん、恒松さん、細見さん(左から)=市島町上竹田で