苦労実り「楽笑園」開園 氷上町絹山 果樹や花で憩いの場に

 氷上町絹山自治会内にある「楽笑園」が4月30日にオープンし、住民に披露された。県の「県民まちなみ緑化事業」の助成を受け、同自治会所有地にカキ、クリ、ブルーベリー、モモ、ミカンの果樹類46本のほか、ドウダンツツジ524本の合わせて570本を植え、排水などを整備した。荒れ地だったところを15年くらい前から地域の壮年グループ楽笑会(臼井八洲郎会長、13人)のメンバーが開拓し、整備したもので、長年の苦労が実を結んだ。
 開園式には、住民ら60人が参加。フラットに整地され、ベンチも置かれた園内を散策した。足立秋夫自治会長は「楽笑会のみなさんのおかげで、果樹園ができてうれしい。住民交流の拠点にしていきたい」とあいさつ。臼井会長も「住民が集い、心の拠り所になるよう管理していきたい」と喜びの言葉を寄せた。この後、八重桜の記念植樹があり、甲賀流氷ノ川太鼓振興会「鼓輝」の小学生14人が「氷ノ川氷上ばやし」など5曲を演奏。ビンゴゲームで笑顔を広げ、開園を祝った。「実のなる木が多いので、収穫が楽しみ」という住民の声も聞かれた。
 同園は地域の東側の山ろくに位置。約15㌃で湿地もあり、杉や雑木が生い茂り、100本以上の木を伐採するなどした。最初から整備にかかわった一人、吉住渉さん(67)は「作業を通じて輪が広がり、楽笑会の結成にもつながった。みんなの協力のたまもの」と感慨深い様子。同会では、同園から「勝坂」に至る道を歴史の道として整備したいという構想を練っている。勝坂は、戦国時代に香良合戦のあと、武将が通った所として知られる。「楽笑園と勝坂を結ぶルートとして開発していきたい」と臼井会長は意欲。

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(写真)開園した楽笑園。八重桜を記念植樹する足立自治会長(左)、臼井楽笑会会長(中央)と工事を担当した谷水康行さくら緑化専務=氷上町絹山で

記事提供:丹波新聞