パイプハウス被害1.4億円 雪害復旧費 県が助成へ 「写真や書類残して」


 丹波市産業経済部がまとめた1月以降の雪害の農業関係の被害状況(2月17日時点)によると、市内で273農家、373棟のパイプハウスが倒壊、破損するなどの被害を受けた=被害一覧は表参照=。市は、ハウス分だけで1億4000万円の被害額を見込む。県が雪害施設復旧補助事業(1億7800万円)など総額2億3000万円の復旧・撤去費の補正予算案を3月県議会に提案しており、県、市は、補助に該当する場合があるので、復旧や撤去を行う場合は、写真を撮ったり、領収証を保存するなど手元に記録を残すよう呼びかけている。
 県内でパイプハウスや畜産施設874棟、約5億4000万円の被害が出ている。丹波市が373棟、篠山市が146棟と、丹波地域が多くなっている。うち、丹波市の共済加入農家は16農家の20棟のみで、未加入がほとんど。
 県農産園芸課によると、3月はじめを目途に策定中の補助要領では、原則パイプハウスや果樹棚を対象とすること、下限面積は設けないこと、市の被災証明などを条件とする方向で検討中という。もう1度農業をするための再建を支援するもので、単なる撤去のみは対象外、農業に使っていなかったり、車庫など農業以外の目的に使っていたものも対象外にする方向で調整している。
 被害が多く出た原因を市は「普段、積雪にあまり見舞われない地域であり、ハウスに使われる部材や構造が雪の多い但馬地域とは違っているため」と見ている。
 市の農業共済(総合型)に加入している共済対象の建物被害は、瓦が落ちた、雨どいが壊れたといったものが多いという。
 また、獣害防護柵は29農会から5065㍍の被害報告が上がっているという。うち4000㍍強は電気柵。市は柵の補修費を3000万円と見込む。市は、農会らが共同利用するものについて資材費の80%を補助対応する既存のメニューで対応する。
 市は農会を通じて被害を調査した。

B0226 ビニールハウス
(写真)積雪で壊れたパイプハウス=丹波市内で

記事提供:丹波新聞