野菜栄養価で 総合最優秀賞 オーガニックフェスタ ビタミン含有量・食味に評価 春日の神川健太さん

「オーガニックフェスタ2016」の野菜栄養価コンテストで総合最優秀賞に輝いた神川さん=春日町多田で

「オーガニックフェスタ2016」の野菜栄養価コンテストで総合最優秀賞に輝いた神川さん=春日町多田で

 春日町で有機栽培に取り組む神川健太さん(35)=同町黒井=が、このほど徳島県で行われた「オーガニックフェスタ2016」の野菜栄養価コンテストの小松菜部門で最優秀賞に輝き、その他の部門も合わせた総合最優秀賞にも選ばれた。ビタミン含有量や食味試験など、各種測定項目で高い評価を得た。神川さんは「初出品で最優秀賞を獲得できて驚いた。次は栽培が難しいホウレンソウで高い評価を得たい」と話している。
 同コンテストは、日本有機農業普及協会などの主催。栄養価の高い野菜の栽培技術向上などがねらいで、24府県の138人が計233検体を出品した。作物内に取り込まれた肥料の量を示す硝酸イオンのほか、糖度や抗酸化力、ビタミンCの量、食味試験の5項目で審査した。
 神川さんの小松菜は、硝酸イオンの量は検出下限値以下で少なく、その他の測定項目は全国平均値の倍以上の数値を記録。食味試験では「葉に厚みがあり、水分が少なめのしっかりした食感。甘味・旨味・青味がそれぞれ強く感じられて濃い味」と高い評価を得た。
 小松菜に適した土にするために、イネ科の植物「ソルゴー」を農地で育て、秋に刈り倒して土に鋤き込むことで、大量の有機物を含ませたという。「事前にソルゴーを育てたのは2回目だったが、ふかふかの良質な土にできた。あえて作物は年1作にしていることが、土を痩せさせないことにつながっている」と話す。
 神川さんは大阪、東京のカフェレストラン「パブリック・キッチン」の農業部門を担当しており、同町の1・2㌶の農場で大根やトマト、スイートコーンなど30品目以上の作物を有機栽培している。「耕作放棄地をまかなえるようにスタッフを育て、地域に貢献したい」と話している。
 同コンテストでは、白菜部門で山田恭平さん(市島町上田)、小カブ部門で岩元清志さん(同町岩戸)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。
【丹波新聞】