非農家にタマネギ 農地維持助けのお礼 柏原・鴨野 自治会 遊休農地で共に栽培

 柏原町鴨野自治会(44戸)が27日、遊休農地で育てたタマネギを収穫した。普段、農家と非農家が農地維持のためにともに作業している中、「非農家にもメリットを」と考え、昨年11月に農家、非農家が一緒になって苗を植えた。苗は順調に育ち、この日、収穫の喜びを分かち合った。

 

 鴨野地区は、隣の北山地区と「鴨野北山地区農地・水環境保全活動向上活動の会」をつくり、「多面的機能支払交付金」を活用して農地維持に努めている。鴨野地区は、農家と非農家の割合は半々。非農家も農地維持のために草刈りや水路の補修を担当している。

 同地区の農家らが「農地維持に非農家に助けられており、非農家が恩恵を受けられることをしよう」と、家庭での消費が多いタマネギ栽培を企画。子どもからお年寄りまで42人が遊休農地25㌃に3000本の苗を植えた。

 収穫には子どもからお年寄りまで38人が参加。会話を楽しみながら、和気あいあいと収穫を楽しんでいた。不参加でもタマネギを希望する全住民に配布した。

 4歳と7歳の子どもを連れて参加した非農家の足立義成さん(37)は「食べ切れないほどの量を収穫した。子どもたちにとって良い経験になった」、非農家で自治会副会長の藤澤豊志さん(58)は「非農家が農業に関心を持つきっかけになる。みんなで作業できて良かった」と話した。

 また、大西和明自治会長(67)は「みんなに喜んでもらい、やって良かった。会員の希望があれば来年も取り組みたい」と言い、会計の中能慶三さん(70)は「植え付けも収穫もみんなでできて楽しい一日だった」と話していた。

 

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(写真)和気あいあいと収穫を楽しむ鴨野の住民たち=柏原町鴨野で

記事提供:丹波新聞