どんどん大きく 大路小3年 養蚕体験

柿原さんからもらった蚕の成長を見守る児童たち=大路小学校で

柿原さんからもらった蚕の成長を見守る児童たち=大路小学校で

 

大路小学校3年生14人が、校内で養蚕を体験している。県内唯一の養蚕農家・柿原啓志さん(春日町中山)から譲り受けた蚕を、一人ひとりプラスチックトレーに入れて飼育。蚕がまゆをつくる様子を観察し、糸を取る体験も予定している。
総合的な学習の一環。5月末、柿原さんから4回脱皮した「4令」の蚕を約200頭もらい、1人15頭ほどをトレーに入れて育てている。毎日、蚕のエサになる桑の葉を与えたり、ふんや食べ残しの掃除に取り組んでいる。6月4、5の両日には、各家庭に蚕を持ち帰って家族で観察した。
蚕の成長を記録しようと、「発見カード」に蚕の絵を描くなどして、成長を見守っている。中には蚕に名前を付けてかわいがっている児童も。自宅から桑の葉を学校に持ってきて、蚕に与えている竹内澪音さんは、「葉を食べているところを観察するのが楽しい」と笑う。
現在、蚕は「5令」。今後は、蚕がまゆをつくる「蔟」と呼ばれる道具を厚紙で手作りし、成熟蚕を移す作業「上蔟」に取り組む。柿原さんのもとで養蚕技術を学び、染織工房「こおり舎」を開いている原田雅代さん(同町棚原)を招き、まゆから糸を取る作業にも取り組むという。
石田茉理奈さんは、「エサをあげると、どんどん大きくなる。見ていて楽しい」、高橋晴君は「蚕を触るとチョコレートみたいな匂いがする。蚕が遊べるトンネルを作ってトレーに入れたい」と話していた。