幼なじみで農体験企画 市島町の青木さん 出身の田原さん 都市部親子対象に

ジャガイモの収穫を楽しんだ都市部の親子と、主催した青木さん(手前左)と田原さん(手前左から3番目)=市島町中竹田で

ジャガイモの収穫を楽しんだ都市部の親子と、主催した青木さん(手前左)と田原さん(手前左から3番目)=市島町中竹田で

市島町中竹田の専業農家、青木千代江さん(68)と、隣に実家がある幼なじみで、ヨーガ教室の講師などを務める田原(旧姓・青木)悦子さん(66)=東大阪市=が今年から、青木さんの農園で都市部の親子を対象にした農業体験イベントを開いている。「子どもたちに農業に関心を持ってもらいたい」という青木さんの気持ちと、子育て支援を進めている田原さんの思いが一致し、企画した。
青木さんは20数年ほど前から「農園奥たんば」の屋号で主に米作りに励んでいる。田原さんは柏原高校卒業後、看護師を目指して大阪に移り、結婚。現在、NPO法人日本女性生涯支援協会(大阪市)理事として、ヨーガやベビーマッサージなどを通した子育て・妊産婦支援や、専門職向けセミナーなどを企画している。また、月に2回、篠山、丹波両市でヨーガ教室を開いている。
田原さんは都市部での活動で、子どもたちの心の病や、子育てをする親の大変さを目の当たりにし、土に触れることの大切さを感じ、青木さんに農業体験の共同開催を持ちかけた。
「ママとキッズたちの農業体験」と題して、同NPOのつながりで親子を募集。1回目の3月には家族12組が参加し、ジャガイモ植えなどを楽しんだ。2回目は7月2日に行われ、家族11組がジャガイモを収穫した。臨月の体で、2歳の息子や夫と参加した宇田康代さん(34)=大阪市=は「息子は生き物が大好きで、ジャガイモよりカエルに夢中でした。丹波は景色や空気がきれいで、私も癒されました」と話していた。
田原さんは実家の離れを改装し、ヨーガやマッサージを通した癒しの場を計画。「子どもが元気で体験しているのを見てイベントを開いて良かった。何度かイベントを開いた後、丹波でのしっかりとした子育て支援を考えたい」と言い、青木さんは子どもたちの元気な姿を見て私も元気をもらった。農業に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。