丹波の黒は黒豆だけじゃない!
香ばしい贅沢粒、丹波黒ごま

 

「将来は丹波市を日本一の黒ごま産地に!」
今回は、そんな思いのもと立ち上がった「丹波黒ごま生産組合」の一人である、
丹波黒ごま生産組合副組合長の芦田美智則さんを訪ねました。

 

黒ごま栽培のこだわりを話す芦田美智則さん。

黒ごま栽培のこだわりを話す芦田美智則さん。

 

丹波市では古くから自家用として「黒ごま」が栽培されていたそうですが、近年は殆ど見かけなくなっていました。
平成16年11月に丹波市が合併したことを機に、新たな特産物をとして「黒ごま」が候補にあがり、
氷上町の葛野地区の農家が中心となり、大阪にある胡麻専門業者からタネをわけてもらい、
市内の有志10名によって平成18年に試験栽培したことが「丹波黒ごま」のはじまりとなりました。

「艶があり、青みがかった黒光りのすばらしい品質」との最高の評価を受けたという丹波黒ごまは、
大型機械をほとんど必要としないため高齢者や女性でも、小さい面積から取り組みやすいという利点もあり、
2015年現在栽培者数は69名となっています。

 

黒ごま

黒ごま

 

「栽培の時に気をつけていることは、適期に確実に発芽させること」と話す芦田さん。
体に良いものをつくりたいという思いから、秋から春にかけての土づくり、
播種、収穫、乾燥、脱粒、選別すべての工程にこだわりを持っています。

 

丹波の黒ごま無農薬無化学肥料栽培中

「丹波の黒ごま無農薬・無化学肥料栽培中」の看板を全栽培圃場に掲示

ごまの花

ごまの花

ごまの莢

ごまの莢

 

 

また、消費者ニーズを受けて「安全で安心な国内産ごま」として差別化を図るために、
丹波市内に適した無農薬・無化学肥料栽培方法を確立するために、丹波農業改良普及センターと試行錯誤を重ね、
今では、有機物による土づくりや、使用する有機質肥料の量などについても基準を明確にしており、
生産者は丹波黒ごま生産組合が主催する栽培研修会を必ず受講し、栽培基準を厳格に守って栽培しているそうです。

 

 

選別作業中

選別作業中

「この作業が大変なんや」と一さじづつ丁寧に選別する芦田さん

「この作業が大変なんや」と一さじづつ丁寧に選別する芦田さん

 

2014年11月には、組合員に現在の栽培方法を今以上に意識してもらうためと、
今後の有利販売も視野に入れて、兵庫県が認証する「ひょうご安心ブランド農産物」の認証を取得しました。
無農薬・無化学肥料栽培のため、雑草対策、害虫被害など多くの課題もありますが、作付面積は順調に伸びており、
2014年8月は豪雨災害を受けたものの、市内8haの栽培農場から約5tの生産出荷が予定されているようです。

 

個人で選別したごまを、出荷場で再度選別を行います。

「脂肪分が低い丹波黒ごまは、その香ばしさが特徴です」と、      創業1883年の老舗ごま専門メーカー和田萬商店の松岡さんが話します。

農家で選別された黒ごまは、集荷場において一袋毎に再度唐箕により選別され、
色目、実入り、乾燥、選別具合により、6つのランクに格付けされます。

 

「脂肪分が低い丹波黒ごまは、その香ばしさが特徴です」と、
創業1883年の老舗ごま専門メーカー和田萬商店の松岡さんが話します。
「煎って食べるとうまいんや」と嬉しそうに話す芦田さんは、
黒ごまを丹波の特産ブランドとして定着させるべく日々奮闘しています。
丹波黒大豆に続く、第2の黒い丹波ブランド「丹波の黒ごま」は、これから注目の逸品ですね。