栗の花、満開!可愛い雌花にご注目

昨冬、丹波くり振興会会長の河村修治さんが園長を務める「石戸観光農園」にて、剪定の様子を取材しお届けしました。
その時にはまだ葉っぱもついていない状態の栗の樹でしたが、今はまさに栗の花が満開です。

栗の花咲き誇る、河村さんの栗園

栗の花咲き誇る、河村さんの栗園

別の栗園で5月の下旬に撮影したもの。雄花の若い状態です

別の栗園で5月の下旬に撮影したもの。雄花の若い状態です


河村さんの栗園で、6月の10日に撮影したもの。満開になると雄花にふわふわとした花弁がつきます

河村さんの栗園で、6月の10日に撮影したもの。満開になると雄花にふわふわとした花弁がつきます

しだれ状になっている、ふわふわとした白い花は雄花です。一般的に「栗の花」として知られているのも雄花のほうですが、「注目してほしいのは雌花の可愛らしさです」と河村さんは語ります。

根元のあたりにある、黄緑色の雌花

根元のあたりにある、黄緑色の雌花

根元にある、小さな、黄緑色のイガグリ状のもの。これが栗の雌花です。この小さな花の中に、秋の味覚として知られるあの栗の、核のようなものが眠っています。栗の花の満開の季節、この雌花と雄花で交配をし、栗の実はどんどん大きく育っていくのです。

雌花の数で、大体今年はどのくらいの栗が収穫できるのかが予測できます。河村さんの栗園では、今年は例年より少し数が多いのだとか。
この時期は、雌花の付き具合をチェックするほか、不要な新芽を取り除いて風通しを良くする、幹に虫が入った穴がないかを観察するなど、こまめな見回りと環境調整が重要になってきます。

大きな樹もバランスよく枝花をつけています

大きな樹もバランスよく枝花をつけています

「樹自体も、実をつけすぎてしまうと体力が持たなくなるので、『生理落果』といって自分で早くから実を落として適切な量に調整しています。天気が良いと交配が起こりすぎて、実が付きすぎてしまう傾向があるので、梅雨の時期に花が咲くのはよくできているなと思っています」

若い栗の木たち

若い栗の木たち

「今年は果樹全般の成長が早い」と河村さん。栗も例年より4~5日、開花のタイミングが早かったそうです。この分では、7月にはよく知られている形の「イガグリ」の状態になってくるのだとか。今年はどんな栗の実が収穫できるか、楽しみですね。