栗の品種の見分け方

みなさんは、丹波栗に様々な品種があるとご存知ですか?
他の産地と同様、丹波でもいく種類もの品種が育てられています。
品種にかかわらず丹波で育てられた栗を丹波栗と呼んでいます。

ここまではご存知な方も多いかもしれません。
ですが、その品種の見分け方を知っている方となると少なくなるのではないでしょうか。

先日、取材に行った丹波栗品評会。
そこで、お会いした丹波栗生産組合長の足立義郎さんに栗の見分け方についてお伺いしました。

以下、収穫時期順に掲載。
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丹沢
早生 表面にしわがある。

丹沢

丹沢

 

ポロタン
早生。熱を加えると皮がポロリと剥きやすいのでこの名がつけられた。湯がくのも良いが電子レンジやオーブンなどでOK。
比較的新しい品種で、丹波での品評会には昨年あたりから出品が増えてきた。
色は濃い赤茶色。他の栗に比べて縦の比率が長い。

ポロタン

ポロタン

 

筑波(つくば)
中生。形がキレイ。絵に描いたような典型的な栗のカタチ。濃い焦茶色。
お尻の部分に縦の線がある。

筑波

筑波

 

銀寄(銀寄)
中生。丹波栗の代表的な品種。
卵型で、どっしとした風格のある形。つやがよい。区切り線が濃い。

銀寄

銀寄

 

美久里(みくり)
中晩生。実は小さめだが、味が良いのが特徴。
ひげが長くて頭が白い。色が若干薄い。
ポロタン同様、新しい品種。

美久里

美久里

 

石鎚(いしづち)
晩生。おしりの薄い色の部分が小さい。

石鎚

石鎚

 

晩赤(ばんせき)
晩生。大きな栗。色が浅い。形がいびつ。

晩赤

晩赤

 

これらの栗が丹波で育てられている代表的な品種です。

お話しをお伺いした足立さんは一目でこれを瞬時に見分けます。

お話しをお伺いする前は、品種があることは知っていた筆者ですが、
見分けるコツについて聞いたのは初めてでした。

一度覚えると、農家ではその家族も見分けられるようになると足立さんはおっしゃられます。
ですが、説明を受けているときは区別がついたように思いますが、
その栗が混ざった時に見分けるのは至難の業にみえました。

取材時、足立さんの技術を学びに研修生が来ていました。
栗の栽培技術、品種ごとの特徴など40日間に渡って習得されたそうです。
栗の見分けはもうバッチリだとか。

丹波栗生産組合の足立義郎さんと研修生の方。

丹波栗生産組合の足立義郎さんと研修生の方。

後進の指導も栗生産にとってかかせない大切なことなのかもしれません。