女性の力で復興支援 「丹波復興女性プロジェクト会」 「夢は農家レストラン」 手作り弁当で地域活性

復興支援を含めた地域活性化に取り組む「丹波復興女性プロジェクト会」のメンバー=市島町上鴨阪で

復興支援を含めた地域活性化に取り組む「丹波復興女性プロジェクト会」のメンバー=市島町上鴨阪で

一昨年の丹波市豪雨災害で被災した市島町上鴨阪の女性7人が、復興支援を活動の一つに掲げるグループ「丹波復興女性プロジェクト会」(今井頼子代表)を立ち上げた。手始めとして地元・前山地区で行われるイベントで手作り弁当を販売する。被災した農地が多く集まる同地区の「清水谷」での農家レストラン開店・運営も構想に入れており、女性の力で地域を盛り上げる。今井代表は「地域を活性化させ、人が集える場所や雇用を生み出し、交流人口を増やせれば」と話している。
今井代表が経営する「ひなたぼっこカフェ」(同町上鴨阪)敷地内にある建物を改装し、活動拠点としている。1月末のグループ発足以降、週1回集まり、お弁当メニューの考案や、今後の活動計画について案を出し合っている。調理道具はメンバーが持ち寄ったほか、活動に賛同した住民が冷蔵庫や電子レンジなどを貸してくれた。
メンバーは災害発生後、同カフェで行われた炊き出しにボランティアとして参加した人が中心。うち数人は、市が主催する新潟県中越地震の復興から学ぶ女性のための講座「復興女性バネプロジェクト」に参加し、女性主導で行われた種々の取り組みを学んだ。3月初めには、新潟県に赴き、震災発生後にできた交流拠点施設や農家レストランを運営する女性たちから話を聞いた。
今井代表によると、災害土砂を活用したほ場整備が進められる「清水谷」は、農地復旧を基本としながら、地権者間の話し合いでは農産物加工施設や農家レストラン建設などの話も上がっているという。「農家レストランが建設された場合、地元の女性で担い、地域の復興に力を注ぎたい」と今井代表。お弁当作りで実績を積み、農家レストランに生かしたいという。安否確認も兼ねて、一人暮らしの高齢者宅への配食も視野に入れている。
20日には4人が集まり、4月10日に前山地区で行われる「桜まつり」でのお弁当販売に向け、試作品を作った。地元、五台山の「狸穴命水」から取って「ポンポコ弁当」と名付け、当日は100食ほどを販売するという。今井代表は「7人のメンバーで基礎を築き、支援していただける人が広がっていけば」と話している。