長期滞在で丹波知って 田舎で「生活」、定住へ 春日「花ひろ」

(写真)リニューアルオープンした「丹波の家 宿花ひろ」を切り盛りする阿部さん=春日町国領で

(写真)リニューアルオープンした「丹波の家 宿花ひろ」を切り盛りする阿部さん=春日町国領で

 農家民宿「丹波の家 宿花ひろ」(春日町国領1124、阿部弘子さん経営)が、1カ月ほどの長期滞在ができるようリフォームし、19日にリニューアルオープンした。隣接する農地を使って野菜栽培もでき、料理も自分たちで楽しめる。宿を拠点に長期に渡って生活してもらい、丹波の良さを知ってもらって定住につながればという思いを込めている。阿部さん(69)は、「自宅にいるような感覚でゆっくり過ごしてほしい。丹波を知る場にしてもらえれば」と話している。
 宿には8畳と6畳の和室が1部屋ずつと、娯楽室などがある。今回新たにキッチンや風呂場を設け、洗濯機も設置。田舎暮らしを存分に体験してもらおうと、約250坪の農地も自由に使え、作物を育てられる。
 「花ひろ」は2006年、自宅の空き部屋を開放する形でオープン。阿部さんが夫の昌弘さん(74)とともに、宿を切り盛りしてきた。これまで1、2泊のお客が多かったが、田舎の暮らしを知ってもらうには、滞在期間が短いと感じていたという。昌弘さんは「丹波に移住しても、その土地に合わず、数年で都会に帰る人もいた。少しでも長く滞在してもらうことで、土地の風習などを知り、自分に合った生活をしてほしい。その手助けができれば」と話す。
 田舎の自炊も体験してもらおうと、食事の提供はなくした。夫妻が育てている野菜を使って料理してもよい。阿部さんは「丹波ファンを増やしたい」と話している。
 1週間滞在は2人で2万5000円(水道光熱費など含む)。それ以上の期間は要相談。これまで通りの短期滞在にも対応する(食事なし)。花ひろ(0795・75・0898)。

記事提供:丹波新聞