生産広がる「丹波黒ごま」品質の高さは折り紙付き!

1月20日、丹波市春日町野村の丹波ひかみ農協春日営農経済センターで、

「丹波黒ごま生産組合」による今年度2回目の丹波黒ごまの集荷が行われました。

集荷に集まった「丹波黒ごま生産組合」の皆様

集荷に集まった「丹波黒ごま生産組合」の皆様

丹波の黒ごまは、丹波市の誕生に合わせて新たな特産物をとの思いで栽培が開始され、農薬や化学肥料を

一切使用しない有機質肥料のみで栽培することを基本としており、生産者は、生産組合が示した栽培歴に基

づき、栽培管理、乾燥調製作業を行い、出荷されました。

今年の「丹波黒ごま」については、種まきの時期に雨が少なく、発芽不良となった圃場もありました。

追い蒔きで対応するなど苦労が多かったようですが、その後は天候も良く、順調に生育が進み、品質や収量は昨年よりも良好でした。

今年からは、播種作業の省力化を図るため

畝立て、播種、マルチかけの3作業を同時にできる機械をJA丹波ひかみの出資法人アグリサポートたんばより導入、

黒ごま栽培面積7.8ha(昨年比1.3倍)のうち、2.68haで実施されました。

3作業同時実施の機械播種により、雑草に負けず生育も順調で、生育後半の天候にも恵まれたこともあり、

11月の1回目の集荷量だけでも予想を上回る3.8tトンを記録し、今年度合計では約4.5トンと予想をはるかに上回る

出荷量がありました。

集荷場では、生産者の方々が各自で選別した黒ごまを持ちより、生産組合の役員により一袋ごとに最後の唐箕選別が行われました。

黒ごまを唐箕に入れる様子。

黒ごまを唐箕に入れる様子。

丹波黒ごま生産組合は、大阪市の「和田萬商店」に収穫した黒ごまを全量出荷しています。

この日は、和田萬商店の松岡義仁さん(上写真右)が選別された黒ごまを

それぞれの品質に応じて一袋ごとに「特A」「A」「B」等、6段階に分けて評価、

この日は松岡さんが「特A」をつけた最上品質の黒ごまも多く見られました。

「異常気象で、国産の黒ごまの栽培が厳しくなる中、丹波に関しては品質がとてもよくなっています」

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「特に品質の高いごまは、唐箕に入れる瞬間に分かり、手触りも違います。品質の高いごまに出会える瞬間が、

集荷に来て一番の至福の時です」と松岡さんは語ります。

「特A」を付けられるごまの黒は深く、黒というより「ビロード色」と表現されます。

黒が深く、粒の形もよく質量も高い「丹波黒ごま」

特に品質の高い黒ごまはその「黒」が深く、黒というより「ビロード色」と表現されます。

今年初めて黒ごまの栽培に挑戦、初めての集荷で「特A」の評価を受けた

足立一成さんも、

同級生の芦田組合長に誘われて、黒ごま栽培を開始。

「栽培は初めてでしたが、生産組合の人たちに教えてもらった通りに

決まりを守って栽培したらいい結果が出ました。

選別は手作業でピンセットを使って行ったので手間はかかりましたが、

播種は、3作業を同時に行う機械でしてもらい、勤めながらでも栽培

することができたので、今後は黒ごま栽培を広げていきたい」と手ごたえを感じていた様子。

また今年は、氷上高校の営農科が初めて「丹波黒ごま」の栽培に挑戦しました。

7.5aの農場で76.8kgを収穫。

栽培中に黒ごまチョコレートのニュースを耳にし、チョコレートに使ってもらえるような品質をめざして

栽培に取り組んできたのだとか。

氷上高校営農科3年 足立吏音さん

氷上高校営農科3年 足立吏音さん

氷上高校営農科3年生の足立吏音さんは、

「丹波の黒ごまの収量を少しでも増やせたらという思いで、

楽しく取り組みました。特に大変だったのは選別で、粒が小さいので時間がかかり、

冬休みもそれぞれ自宅に持ち帰って手作業で選別しました」と語ります。

 

ごまは、 国内需要の99.9%が輸入されており、貴重な国産ごまは0.1%しかありません。

この中でも丹波の黒ごまの人気は高いのですが、まだまだ需要にこたえる出荷量が確保できたいません。

丹波市の新しい名産としてますます注目を集める「丹波黒ごま」。

新規生産者の確保や高校生の力も得ながら水害以降年々農地、収量、品質ともに伸びを見せており、今後も引き続き注目していきたい産品です。