旧鶏舎活用、朝市に 野菜や朝食、集う場に 春日・中山 夫婦2組 毎月最終土曜に

毎月最終土曜日に「大路月末朝市」を開いている夫婦2組=春日町中山で

毎月最終土曜日に「大路月末朝市」を開いている夫婦2組=春日町中山で

今は使われていない春日町中山の鶏舎を活用し、同地区の夫婦2組が25日午前8時から、地元の野菜などを中心に販売する朝市「大路月末朝市」を開く。先月から始めた企画で、毎月最終土曜日の同時刻に開催。飲食スペースも設けており、月末の早朝の新たなコミュニケーションの場になっている。主催者の一人で、鶏舎を所有する伊藤浩行さん(50)は「管理の手が回らなかった鶏舎が生まれ変わった。地域の人に育てた野菜を出品してもらい、価値のあるものを伝えられる場になれば」と話している。
主催しているのは、伊藤さんと妻の紀子さん(37)、近くでカフェ「キャリー焼き菓子店」を営む藤本雄大さん(29)・理恵さん(28)。
鶏舎は112平方㍍ほど。初回は新鮮な野菜以外にも、コーヒーやサンドイッチ、おにぎりなどが並んだ。地元のパン屋も出店し、早朝のさわやかな空気の中、地元住民を中心に多くの人でにぎわった。
鶏舎は1970年ごろ、伊藤さんの両親が建て、養鶏を営んでいた。91年に伊藤さんが受け継いだものの、2003年に廃業。その後、使用されていなかった。
「地域の中で、横のつながりがつくれる、暮らしに根差したマルシェを開きたかった」と話す藤本さん。旧知の伊藤さんに相談した末、使い道のなかった鶏舎を手入れし、地元住民が集い、育てた野菜などを売る場として朝市に行きついた。
紀子さんは、「鶏舎の古さ加減が良い雰囲気を出していて、建物として魅力がある。お客さんと一緒に楽しい空間をつくっていきたい」と話す。藤本さんは「気軽に立ち寄ってほしい。朝市で朝食を食べてもらって、幸せな気分になってもらいたい」と言い、理恵さんは「地域の人が商品を出品しやすい朝市にしたい」と話している。
場所は「ヤマザキショップおぎの」の後ろ。専用駐車場あり。