里山で親子自然体験 山南・笛路で毎水曜 NPO「丹のたね」 四季感じる野遊び

自然豊かな笛路村で里山体験を楽しんでいる親子

自然豊かな笛路村で里山体験を楽しんでいる親子(山南町谷川)

NPO法人「丹のたね」(山南町谷川、竹岡正行理事長)が今年4月から、里山を生かすプロジェクトの一つとして、未就園児の親子を対象にした「里山ようちえん『ふえっこ』」を始めた。笛路村(山南町谷川11区)の豊富な自然を生かし、親子がのんびりと散策したり、野遊び体験などを楽しんでいる。また、この取り組みに共感したカフェが28日まで活動写真展を開いている。
丹のたねは、2014年8月の設立。▽障がい者を対象にした農作業やキャンプ体験を行うなど里山を生かしたプロジェクト▽社会人と高校生をつなぐプロジェクト▽生産者と都市部の消費者をつなぐプロジェクト▽ひきこもり支援プロジェクト―を展開している。
ふえっこは里山を生かすプロジェクトの一つとして、今年1月からプレオープンし、4月から本格始動。毎週水曜日の午前10時―午後1時半、竹岡理事長の農園を拠点に、竹岡理事長の妻で代表保育士の竹岡郁子さん(33)のもとで、親子で散歩したり、山菜摘みをしているほか、農園での野菜栽培、生きもの観察、田んぼでの泥遊びなどを楽しんでいる。今後は梅干し作り、川遊び、木の実や枝、葉を使った木工、たき火など、四季の移ろいを感じるさまざまな体験を計画している。
現在、市内外の親子7組が参加している。3歳の和来君、8カ月の礼伊君と参加の春口智代さん(36)=篠山市住吉台=は「普段子どもの行動にストップをかけてしまいがちだけど、ここではおおらかに過ごせ、野草の勉強にもなります」、10カ月の利一君と参加の徳岡裕美さん(34)=西脇市=は「田舎にいても、自然と触れ合うことが少なくなっているなか、親子一緒に自然体験ができる貴重な場」、3歳の岳君と参加の藤原里美さん(39)=福住=は「自然の中で、危ないと感じることを自然に身につけてくれると思う。私もここに来ると気持ちいいです」と話す。
竹岡郁子さんは「里山で親子でのんびりと過ごし、遊びの中で子どもたちが危ないことを学び、お母さんも一緒に楽しんでもらえる『ふえっこ』のような活動が、周りに広がるよう取り組んでいきたい」と話している。
古民家カフェ「恐竜楽楽舎」(山南町草部)で子どもたちが自然に触れ合っている姿などを撮った写真35点と、竹岡郁子さんの撮影時のコメントを添えた活動写真が展示されている。店主の太田誠さんは「『ふえっこ』の取り組みに未来を信じたい気持ちになりました」と言い、来場を呼び掛けている。28日まで。
写真展の問い合わせは、同店(0795・76・1535)。水・木休み。

写真が並ぶ活動展

子どもたちの里山体験の写真が並ぶ活動展(山南町草部で)