京都下鴨の和菓子業者が開発 「最高の材料で最高の氷菓」 JAの直売所で 販売スタート うまみ凝縮の逸品

農森人02小豆バー

 JA丹波ひかみ本店隣の「とれたて野菜直売所」(氷上町市辺)で3日、丹波市産大納言小豆をふんだんに使った氷菓「氷の花」の販売が始まった。世界遺産の下鴨神社の境内の茶店「さるや」などを運営し、丹波市産丹波大納言小豆を使ったあずきの和菓子を製造する「宝泉堂」(京都左京区下鴨膳部町、古田泰久社長)が製造する「大納言バー」。小豆のうまみが凝縮された逸品。
 同社は30年以上、JA丹波ひかみの丹波大納言小豆を使っている。2年前に140年ぶりに復活させた下鴨神社名物の申餅、「さるや」で提供している氷室の氷を使ったかき氷など、全てが市産大納言小豆だ。
 若い人に大納言小豆のおいしさを味わってもらおうと、同社が今夏新発売したのが大納言バー。2日、市役所を訪れた古田社長は辻重五郎市長に、「最高の材料で最高のものを作った。丹波市の生産者の栽培努力を認めてもらおうと思った」とPR。1本60㌘の商品の90%以上が丹波市産丹波大納言小豆で、他には砂糖と水分が数パーセントずつ含まれているのみ。
 「うちはあんこ屋。あんこをそのままアイスにしたようなもの。水分が少なく、固めるのに苦労したが、他にはないいいものができた」と話した。
 辻市長は「小豆の味が直接伝わってきて濃厚でおいしい」と感想を話した。
 同席した同JAの足立昌彦常務によると、同JAオリジナル大納言バーの製造を同社に委託しており、商品ができ次第、「氷の花」から移行させ、通年販売する予定という。足立常務は「原材料を生産するだけでなく、加工品を地元の人に食べてもらうことで裾野と需要の拡大につながれば」と期待を語った。

 

氷果「氷の花」=上=を手にする古田・宝泉堂社長(左)と試食する辻市長=丹波市役所で

氷果「氷の花」=上=を手にする古田・宝泉堂社長(左)と試食する辻市長=丹波市役所で