9月の雨 平年の2倍 日照は 6割弱 黒枝豆の出来今ひとつ

 9月は台風21・24号と秋雨にたたられた。9月の月降水量は426・5㍉と、9月の観測史上5番目に多く、平年値(196・8㍉)の2倍以上。日照時間は69・7時間と9月の観測史上最少、平年(123・2時間)の57%ほど。日照不足の影響で、氷上町清住のコスモス園の花の生育が遅れているほか、枝豆販売が始まる丹波黒大豆の生育も悪くなっている。雨が多かったため、割れ栗も多く特産品に影を落としている。

 県丹波農業改良普及センターによると、篠山市内6カ所で行っている定点調査で、黒大豆は不作傾向が出ている。直近の9月14日の調査では1株につくさやの数が過去10年間の平均の81%とさや付きが悪いという。ほ場間の格差も大きく、9月に雨が多かったことで茎疫病が出たり、日照が少ないことで光合成があまりできないなど、望ましい環境ではなかったという。
 丹波黒大豆を1㌶栽培する由良悦夫さん(69)=氷上町北油良=は、「生りが悪いほ場と良いほ場の差がこんなにひどい年は初めて」と言う。は種時期か、畑の水持ちか理由は分からないとしながらも「うちだけ生りが悪いのかと思ったら、他の生産者も悪いと言っている。早生品種もさやがついているのに実が膨らまず、何でこんなことに」と不思議がる。
  丹波市立地方卸売場(氷上町石生)を運営する東兵庫魚菜が1日開いた出荷説明会でも、生育遅れを口にする生産者が多かったという。同社では、黒枝豆が本格化するのは「秋まつりが終わってから。下旬ぐらいにまでずれ込むかもしれない」と見ている。
 

 

(写真)枝豆で出荷予定の黒大豆のさやつきを確認する由良さん=氷上町北油良で

記事提供:丹波新聞