調査研究の拠点公開 森林動物 センター 貴重な標本に興味津々

 野生動物に関する様々な調査研究に取り組む「県森林動物センター」(青垣町沢野)が8月26日、一般に公開された。日々の研究手法や結果、獣害対策などについて各研究室で紹介があったほか、子ども向けに野生動物の生態を伝えるワークショップやスタンプラリーもあった。普段は公開されていない動物の標本も展示されるなど、来場者の興味を引いていた。
 年に一度の一般公開。2002年から収集を始めた骨のサンプルなど貴重な標本が公開された。今にも動き出しそうなツキノワグマやイノシシ、アライグマなどのはく製も並んだ。
 狩猟の模擬体験ができるコーナーでは、来場者は猟銃を構え、画面に映し出された的に向かって撃つシミュレーターを楽しんだ。DNAを調べる研究室では、イノシシとイノブタの間で交雑が進み、遺伝子汚染が発生して生態系のかく乱が起きていることなどを研究員が説明していた。
 来場した武山修也君(氷上西高2年)は、「自然保全のためには地域の協力と理解が必要だと感じた」と感想。同センター研究部長の横山真弓さんは、「研究の意義を知ってもらえる貴重な機会。野生動物や被害対策について興味をもってもらえるきっかけになれば」と話していた。
 

 

 

(写真)猟銃を撃つシミュレーターを楽しむ子どもたち=青垣町沢野で

記事提供:丹波新聞