繭の収穫体験を企画 青垣の村山さん 13日に自宅工房で

丹波布の織り手で、カイコを飼育して同布に使われる絹の「つまみ糸」を自家生産している村山誠子さん(青垣町大正町)が13日午前10時—正午、自宅の工房で初めての「まゆまつり」を開く。繭の収穫作業で、「興味のある人に見に来てもらえれば」と話している。
カイコが「まぶし」と呼ばれる蚕具に作った繭を、まぶしから取り外す作業を体験する。「まぶし」は、小部屋状の空間でカイコに糸をはかせることで効率的に繭を集めるための道具で、一つの「まぶし」に無数の繭がついている。手で繭を「まぶし」から外し、繭についているけば立ちを取り除く工程を体験する。
愛媛県から卵を取り寄せたカイコはほぼ全てが順調に育ち、「まぶし」に約1100個の繭ができている。以前はボール紙などで「まぶし」を作っていたが、青垣町内で昭和30年代に使われていた稲わらの「まぶし」を元生産者の家族から2年前に譲り受け、昔ながらの「わらまぶし」を養蚕に役立てている。
昨年までは1人で収穫作業をしていたが、楽しい工程を「まつり」と名づけて公開することで、興味がある人が見に来られるようにした。
「年配の人にはなつかしく、子どもさんには初めての経験になると思う。お茶ぐらいしか用意できないけれど、繭に触れてもらえれば」と話している。
村山さんは、カイコ飼育7年目。市内の織物作家、原田雅代さんらから飼育技術を学んでいる。丹波布の主原料になる和棉の栽培にも取り組んでいる。
問い合わせは村山さん(090・1587・8035)。
 


(写真)繭を作ったわらまぶしに目をやる村山さん=青垣町大正町で

記事提供:丹波新聞