紅葉客に丹波布宣伝 桧倉公民館で 技術者の河津さん 傘寿記念に小物販売

丹波布技術者の河津年子さん(青垣町佐治)が、紅葉の名刹、高源寺近くにある青垣町桧倉自治会公民館で週末限定で丹波布の小物を販売するショップを出店している。およそ35年丹波布に携わっており、自身の傘寿を記念し、紅葉狩り客に丹波布を宣伝しようと企画した。午前10—午後3時。開店日は、10、11、17、18、24、25日。
旧青垣町公民館が開いた講座を受講し、故・足立康子さんから丹波布の技術を学んだ。1998年に丹波布伝承館(同町西芦田)が開館した後は、伝習生の指導者も務めた。
傘寿になり、染色や織りの準備を100%1人で行うのが体力的に厳しくなり、若い技術者に手伝ってもらうようになった。個展など自分の名前が前に出る催しをこれまで控えてきたが、「年齢的にも最後に近い。観光客が多い紅葉の季節に、大勢の人に丹波布を知ってもらう機会にしたい」と、同自治会に願い出て場所を借りた。
公民館縁側に小物を並べ販売。河津さんは、ブローチ、テーブルセンター、絵手紙を掛ける軸、ご朱印帳などを持参。若い織り子も1人—4人が日替わりで、自分の作品を持参し一緒に販売する。糸車を使って、糸をつむぐ実演もする。
河津さんは「余った布で小物を作るというより、小物用に織っている」と言い、「糸車を回していると、『ええねぇ』と見てもらえる。丹波布を見て、知ってもらうことに意味がある」とほほ笑んだ。
国道427号から入った同寺へ続く市道沿い。問い合わせは河津さん(080・8510・5238)。

記事提供:丹波新聞


(写真)傘寿を記念し、丹波布の小物ショップを開く河津年子さん=青垣町桧倉公民館で