猟師と歩く森の道

丹波市青垣町の森を猟師さんに連れられ、鹿や猪などの野生動物の生態や猟にまつわるお話を聞きながら巡る体験が初雪のちらつくなか開催されました。

◇猟師と歩く森の旅 ~滋味・野生鹿料理&薬草湯の旅~
http://ameblo.jp/forestcity/entry-11951584636.html

初雪の降る青垣の山にて

初雪の降る青垣の山にて

通常、狩猟期間は秋から冬にかけてですが、丹波市では通年(※)で捕獲ができます。理由は、鹿や猪など野生動物の数が多く獣害につながるから。(※狩猟期間以外は、有害鳥獣駆除班による捕獲で、丹波市の猟友会の中の有害鳥獣駆除班員として認めた方による捕獲です。)
丹波市内の猟師は現在約200人と昔に比べて猟師の数が減ったことや、一時期に野生動物の保護政策を進めていたことで野生動物の数が回復し更に増え、獣害につながっているのだとか。

猟は、銃で行う猟と、罠を仕掛ける猟の2種類があり、銃で行う猟は基本的に5~10名くらいのグループを組んで行動するのだとか。各自の持ち場・役割のもと、無線で連絡を取りながら、獣を森から追い出し仕留める。鹿の場合では、追い出しに時間がかかり、鹿が動き回ると肉質が悪くなるため、猟はできるだけ速やかに行わなければならないとのこと。
一方で、罠猟は、獣道をたどり地形の起伏や木の根の張り出し方などから、獣の足が必ず地を踏む場所を読み、罠を仕掛ける。
 

猟師さんと共に山道を行く

猟師さんと共に山道を行く


鹿を追い出すために発砲する

鹿を追い出すために発砲する

どちらの猟も森と獣の行動に精通しているからこそ成功するもので、
また、猟師の腕が食肉としての鮮度や良し悪しに大きくかかわっているとのこと。

というのも、仕留めた鹿は「鹿加工組合丹波」へ運ばれ捌かれますが、工房の職人いわく、「腕のいい猟師の仕留めた鹿肉は鮮度が高く肉質も良質」なんだとか。

獣害対応だけでなく、その命を美味しく「食」としていただけること、そして何よりも丹波の森の生態系の均衡を守ることを、猟師たちが担っていることを知る貴重な機会となりました。