地ビール共同開発へ ブルーベリー 地元産使い年中親しみを 研究会 うま研 今秋の販売めざす

 丹波地域産のブルーベリーだけを使って地ビールをつくろうと、「丹波ブルーベリー研究会」(山本一会長)と、丹波の食材を生かした名産品開発に取り組むグループ「丹波うまいもん研究会」(うま研)らが共同開発を進めている。冷凍果実を「出石城山ビール株式会社」(豊岡市)で醸造し、今秋ごろに瓶ビールや生ビールとして丹波地域内などで売り出す計画。山本会長(75)=氷上町新郷=は「ブルーベリーは季節商品。地ビールという形で年中、親しんでもらえるのはありがたい」と言い、うま研マネージャーの奥畑和也さん(50)=柏原町柏原=は「丹波市の地ビールは今までなかったのでは。新たな名物になれば」と話している。

 すりつぶして加工することが多い直径13㍉以下の果実を使用する。近日中に試作品を作り、果実の量など微調整を加えながら完成をめざす。瓶ビールは小売店に卸し、生ビールは飲食店などで提供する。
 奥畑さんによると、出石城山ビール社は、他産地のブルーベリーを使った地ビールを製造販売しており、ノウハウが生かせるという。
 道の駅「まほろば」(朝来市)で店長を務め、現在は丹波市の観光推進専門員を務める野原正章さんから、うま研に地ビールの開発提案があったことから話が進んだ。同店では以前から、出石城山ビール社のブルーベリービールを販売していた縁で、同社とうま研をつないでくれたという。
 同研究会には丹波地域の約60人が所属し、農薬と化学肥料を使わない栽培を基本としている。商品は「ひょうご安心ブランド」の認証を受けており、昨年は6㌶で2㌧ほどを出荷した。
 山本会長は以前、ブルーベリーの栽培を始めるにあたり、栽培先進地の奈良県宇陀市を視察。その際、ブルーベリービールを飲んだと言い、「ビールの中に果実の甘味を感じた」と話す。同研究会は油かすや骨粉を栽培に活用しているため、それが果実のうま味と甘味につながっており、地ビールにもうまく作用すると感じている。
 山本会長は「ブルーベリーをさらに知ってもらうきっかけになれば」と期待。奥畑さんは「丹波地域産のブルーベリーは自然の甘味があって加工しやすい。地産地消につながれば」と話している。
 

 

 

(写真)丹波地域産ブルーベリーを使った地ビールの共同開発を進める山本会長(右)と奥畑さん=氷上町新郷で

記事提供:丹波新聞