収穫期台風で落果 三方丹波栗 生産出荷組合 「収量やや少なく」 1日でシーズンの5分の1集荷

 栗の最高級品、丹波栗が出荷ピークを迎えており、産地の一つ氷上町三方の「三方丹波栗生産出荷組合」の集荷場に1日、約400㌔が持ち込まれた。ちょうど収穫期に台風24号の強風で揺すられ落果、1シーズンの5分の1ほどが1日で集まった。
 35年の歴史ある組合は現在8人。1ヘクタール以上のほ場があり、9月から総出で数日おきに集荷にあたっている。
 今の時期は丹波栗の代表格「銀寄」が中心。自宅で選別した栗を選果機にかけ、「M」―「3L」の4段階のサイズに分ける。穴が開いた回転する筒の中でふるいにかけると、小粒から早く落ち、大粒だけが筒の出口に近づく。同組合は「3L」(果実の長径が39㍉以上)が上限。「4L」は設けておらず、1個55㌘ほどの超大粒も「3L」。
 選果後、殺虫のため、風呂桶に湯温50度で30分間“入浴”させる「温湯消毒」を施す。薬剤を使わない安全な殺虫法で、「長湯」させるため、浴槽の前には入浴を待つ長い栗の列ができる。
 選果後乾燥させて冷蔵、関東や阪神地区に出荷する。
 組合長の男性(59)は、「人は熱くて入れない湯温。今年は猛暑と台風の影響で他産地が打撃を受けた。取引がなかった所からも引き合いがあるが、うちも収量が今ひとつ。これまで付き合いのある方にお届けするのが精いっぱい」と話した。

 

 

 

(写真)温湯消毒待ちをする丹波栗。後部の桶が
〝浴槽〟=氷上町三方で

記事提供:丹波新聞