セツブンソウ見頃に 10日から 青垣で祭り始まる

2月3日の節分を前に青垣町内の山すそで、可憐な白い小さな花を咲かせる春の妖精、セツブンソウが見ごろを迎えている。雪が周囲に残るなか、太陽の照り返しに雪と共に白い輝きを放っている。群生地が集中している青垣地域では2月10日から3カ所でセツブンソウを愛でる「まつり」が開かれる。
 まつりは、東芦田の江古花園が10日。遠阪が24日。市内最大2万株の大群生地の森が3月3日。まつりの日以外でも、公開日がある。詳細はあおがき観光案内所(0795・87・2222)。
 キンポウゲ科の多年草。白い花びらのように見える部分はガク。通常5枚で、楕円形をしたガクの長さは1�—1・5�ほど。
 環境省レッドデータブックの準絶滅危惧種。今年は、暖冬の影響で例年より開花が早まっており、早い株は1月中に咲いた。節分の頃に咲くことからこの名がついたとされるが、一般的には新暦の節分より遅く咲くところが多い。
 山裾で見られる山野草だったが、昭和30年代の里山へのスギ、ヒノキの植林で日あたりが悪くなるなど生息環境が変わり、市内では群生がほとんど見られなくなった。
 「まつり」が開かれる群生地では、密集して咲く花が、雪のように地表を白く染める。肥よくな土を嫌うことから地元住民が秋の落ち葉を除去するなどし、花の生育環境を守っている。

記事提供:丹波新聞

 

(写真)残雪とセツブンソウ。節分ごろに咲くことからこの名がついたとされるが、一般的に咲きそろうのは2月3日より後=青垣町内で