「丹波ふの焼」いかが 畑さん 開発 抹茶とともに提供

17日に柏原市街地で行われる「たんばルシェ」で、千利休が好んだとされる和菓子「ふの焼」をイメージして作った丹波大納言小豆の創作菓子「丹波ふの焼」を、お茶席で楽しんでもらう初めてのイベントが行われる。「丹波ふの焼」を開発し、当日も菓子づくりを実演する丹波三宝推進協議会会長の畑道雄さん(47)は「お茶の文化を楽しみながら、丹波大納言小豆の良さを知ってもらえたら」と話している。
利休の「ふの焼」は、小麦粉を水で溶いて平鍋で薄く焼き、味噌を塗って丸めたものといわれている。利休はこの和菓子を好み、晩年の茶会でも数多く使ったようだ。
「丹波ふの焼」は、クレープ生地に、大納言小豆の「かのこ」と、ぎゅうひ、くるみをトッピングして巻いている。もっちりとした食感と、かのことくるみの歯ごたえが持ち味だ。
畑さんは、大納言小豆・栗・丹波黒大豆の「丹波三宝」の普及をめざして活動するなかで、伝統的でありながら現在はあまり食べられていない「ふの焼」に着目。経営するスイーツショップ「美の里庵」(コモーレ丹波の森内)で提供しているクレープの技術を使って作れるとひらめいたという。
イベントは古市場公民館で午前10時—午後3時。丹波市創生シティプロモーション事業の1つとして、丹波市茶華道連盟と組んで開催する。200人分を用意する予定。1席300円。「藤屋」(山南町)による和菓子作り体験(3種1000円)も同会場で行われる。
丹波市茶華道連盟の八尾博司会長は「利休さんがお茶をたてていたのは500年ほど前。素朴なお菓子を味わいながら、昔の時代を顧みるのは意義のある試みだと思う」と話している。

記事提供:丹波新聞


(写真)「丹波ふの焼」を手にする畑さん=柏原町母坪、コモーレ丹波の森で